アイドルを苦しめるストーカー被害の実態 – あなたは決して他人事ではない
近年、アイドルへのストーカー行為が後を絶ちません。キラキラとしたステージで輝く彼ら、彼女らですが、その裏では想像を絶する恐怖と闘っているのです。今回は、都市ボーイズさんのYouTube動画「ストーカーによるアイドルへの悲劇的な出来事」を参考に、アイドルを苦しめるストーカー被害の実態について掘り下げていきたいと思います。
巧妙化するストーカーの手口
動画では、複数の事例が紹介されています。その中でも特に印象的だったのは、以下のような事例です。
- プレゼントに隠された恐怖: あるアイドルは、ファンから誕生日プレゼントとしてDVDを受け取りました。一見普通のプレゼントに見えましたが、そのDVDには、ストーカーが彼女を尾行する様子が記録されていたのです。この出来事は、アイドルに大きな精神的苦痛を与え、仕事を辞めざるを得ない状況に追い込みました。
- 執拗なメッセージと尾行: 別のアイドルは、ストーカーから脅迫メッセージを受けたり、執拗に尾行されたりする被害に遭いました。恐怖を感じた彼女は、住んでいたアパートを引っ越さざるを得ませんでした。
- 男性アイドルもターゲットに: ストーカーのターゲットは女性アイドルだけではありません。男性アイドルも、ラブレターを送られたり、後をつけられたりする被害に遭っています。中には、ストーカーに対して法的措置を取らざるを得なかったケースもあります。
これらの事例からわかるように、ストーカーの手口は巧妙化しており、ターゲットに与える精神的ダメージは計り知れません。
なぜストーカー行為は無くならないのか?
ストーカー行為は、被害者にとって深刻な脅威となります。なぜこのような行為が後を絶たないのでしょうか?動画内では明確な答えは示されていませんが、背景には以下のような要因が考えられます。
- 歪んだ独占欲: 一部のストーカーは、アイドルに対して歪んだ独占欲を抱いています。「自分だけのものにしたい」「自分だけを見てほしい」という感情がエスカレートし、ストーカー行為に及んでしまうのです。
- インターネットの普及: SNSなどを通じて、アイドルとファンが比較的容易に繋がれるようになったことも、ストーカー行為を助長する要因の一つと言えるかもしれません。
- 精神疾患: 中には、精神疾患を抱えていることが原因でストーカー行為に及んでしまうケースも考えられます。
動画コメント欄
ストーカー体験談は多すぎましたのでコメント欄のままではなく多少リライトをしています。体験談だけでも100件近くありましたのでエクセルにまとめました。読みたい方はご覧ください。
ストーカー体験談
15~16年ほど前、インターネットを通じて男性の作成者から宅配品を直接購入することになりました。当初は自宅への配送を希望し、住所や電話番号などを伝えました。しかし後日、作成者からメールで連絡があり、仕事で近くに来る用事があるため、ついでに届けてくれるという内容でした。
相手方から我が家までの距離は非常に遠かったため驚きましたが、偶然にも当時私の子供が相手方と私の住む街の中間点辺りの学校で寮生活を送っていました。それならば子供の様子を見に行くついでになると考え、中間地点まで受け取りに行くことを提案する返信をしてしまいました。
当日、無事に会って品物を受け取った後、突然「お茶でも」と誘われました。私は戸惑いながらも、子供のところへ行く用事があると断ってその場を後にしました。しかし、翌日から相手からの電話が頻繁にかかってくるようになりました。ひどい時には1時間に30回以上も電話がかかってきたのです。思えば、最初に自分の電話番号と住所を伝えてしまっていたことが悔やまれます。
恐ろしくなり「警察に届けます」と伝えましたが、相手は「君の瞳が私を求めていた。妻にはもう話した。君となら死ねる」などと、意味不明なことを言い始め、挙句の果てには自宅の前で待ち伏せされるようになりました。当時、私は離婚したばかりで相談できる人もおらず、あまりの恐怖にカーテンも開けられない日々を送りました。自分が何か誤解されるようなメールのやり取りをしてしまったのではないかと自分を責め、怯えていました。
警察に通報すればパトカーなどが来て、近所に変な噂をされるのではないかという恐れもあり、警察に相談することもできませんでした。半年後、引っ越しを機に電話番号を変えたことで、この騒動は収束しました。
(自業自得な話ではありますが…) 昔、私が男性と交際を繰り返していた頃の話です。私はよく鍵をなくしていたため、玄関横のパイプボックスに合鍵を隠していました。酔って鞄から鍵が見つからない時は、連れて帰った男性がいても、パイプボックスから鍵を取り出してドアを開けていました。当時は調子に乗っており、飽きたら相手を捨てるという酷いことをしていました。
ある時、交際していた男性の一人から、「靴下を忘れた」「一緒に撮ったプリクラを渡したい」「高級スイーツを買ったので届けに行く」などと連絡がありましたが、私は無視していました。すると、ある時から自宅に侵入されるようになり、シャワーの温度設定を最高温度にされて火傷しかけたり、大雨の日に窓という窓を全て開け放たれて部屋中を水浸しにされたりといった、陰湿な嫌がらせを受けるようになりました。
当時は「ここで騒いだら負けだ」という訳の分からないことを考えていましたが、今思えば、不法侵入は立派な犯罪であり、警察に通報すべき事案でした。
10年以上前、私が美容室で働いていた頃、女性の元上司が被害に遭われた際のお話ですね。
まず、その元上司は異性との交流が活発で、お店まで男性が訪ねてきて揉めていたり、他のスタッフの彼氏に手を出そうとしたりと、男性に対して強い関心をお持ちの方だったとのことですね。
ある日、私がフロント業務をしていた際、美容室の周りをずっと散歩している男性に気づきました。美容室はほぼガラス張りで外の様子がよく見えたとのことです。休憩時間にスタッフルームへ行くと、なんとその男性が中にいたのです。美容室には表と裏に入口があり、スタッフは主に裏口から出入りしていたとのことですので、その裏口から侵入し、スタッフのカバンを物色していたのでしょう。私と目が合った瞬間、男性は逃げてしまったとのことですが、怖くて何もできなかったとのこと、お気持ちお察しいたします。
美容室に戻って皆で鞄を確認したところ、元上司の家の鍵だけが無くなっていたため、すぐに警察に通報されたとのことですね。目撃者は私だけだったため、事情聴取を受け、私が口頭で説明した内容を元に警察の方が似顔絵を作成し、元上司に見せたものの、そのような知り合いはいないと言われたとのことです。とりあえず元上司はその日、別のスタッフの家に泊まることになったとのことですね。
翌朝、私が一番に出勤し裏口に着くと、元上司の家の鍵が地面に置いてあったとのことです。元上司は大家と警察と共に家に入り、被害状況を確認しましたが、特に荒らされた様子はなかったとのことです。しかし、家を特定された可能性があるため、すぐに引っ越されたとのことですね。その後、目撃者である私だけが警察に呼ばれ、複数の男性の写真を見せられましたが、犯人はいなかったとのことです。
結局、犯人の目的や、なぜ元上司の家の鍵だけを盗んだのかは不明のまま、犯人は捕まらなかったとのことですが、美容室内では元上司と関係のある男性の差し金ではないかという噂が流れたとのことですね。
そして数年前、私が海外在住中に一時帰国した際、深夜のドン・キホーテで買い物をしていると、偶然にもあの時の犯人の男性にナンパされたとのことですね。私がマスクをしていたため相手は気づかなかったようですが、大変驚かれたことと思います。ナンパを断り、警察に通報するか迷ったものの、翌日のフライトを控え、面倒になりそうだったこと、そして当時元上司からパワハラ紛いのことを受けていたこともあり、そのまま帰国されたとのことですね。
当時の状況を詳細に説明していただき、ありがとうございます。大変怖い思いをされたことと思います。特に、犯人の目的が不明のままだったこと、そして数年後に偶然再会してしまったことは、精神的な負担が大きかったのではないかと推察いたします。