都市ボーイズ【お便り回】地元の奇妙な風習――沖縄「墓参りピクニック」と葬式の禁忌


目次

0.視聴者の「地元ルール」を紹介するお便り回

今回の動画は、前回の沖縄ロケ(クイズ回)をきっかけに募集した「自分の県・地元にある変わった風習、決まりごと」を読み上げ、都市ボーイズが都度ツッコミと考察を添えながら紹介していく。集まった投稿が想像以上に面白かったとして、まずは沖縄の話から入る流れとなる。

1. 1通目(沖縄):墓参りが“ピクニック”になる

最初の投稿は沖縄の墓参りに関する風習で、親戚一同が集まり、先祖の墓前でブルーシートを敷いて食事をする、いわば花見のような「墓前ピクニック」を行うという内容である。墓の前で「一緒に楽しむ」ような雰囲気があるらしく、都市ボーイズは本土側の感覚だと強い違和感があるとして驚く。時期が決まっているのか、あるいは墓参りのタイミングに合わせて自然に集まるのか、といった点にも話が広がり、見たことのない光景として印象づけられる。

さらに話は少し脱線し、墓前でのピクニックを「心霊的な企画」と混同するような想像も挟まるが、投稿の主旨はあくまで“先祖の前で集まって食べる”という地域の通常運転である、という位置づけに戻して次へ進む。

2. 2通目(沖縄):葬式で数珠は使わない/参列できない人がいる

続く投稿も沖縄で、葬式の場における作法と禁忌が語られる。まず、宗派へのこだわりが比較的薄いこと、そして本土で一般的な「数珠を持つ」という習慣があまり見られない、という点が紹介され、都市ボーイズは文化の差として受け止める。

次に核心として、「葬儀に参列してはいけない人」が具体的に挙げられる。投稿では、故人と同じ干支の人、妊娠中の人、新築中(家を建てている最中)の人などが参列しないよう言われることがあるという。都市ボーイズは、たとえば配偶者が亡くなったのに妊娠中だと参列できないのか、など現実場面を想定して疑問を投げ、禁忌が持つ“厳しさ”と運用の難しさに言及する。妊娠や死にまつわるタブーの混線、あるいは昔の観念の名残の可能性など、断定は避けつつも「何となくイメージは分かる」として受け止める。

あわせて、葬儀を告知するために新聞へ「お悔やみ広告」を載せる文化も取り上げられ、他県出身者が「有名人でもないのに」と驚くことがある、という話が添えられる。沖縄の葬儀文化が、形式よりも地域の共有・周知に重心を置いているように見える点が、ここで印象として残る。

3. 3通目(福島):彼岸獅子(彼岸獅子舞い)という獅子舞の恐怖

次は福島の獅子舞に関する投稿で、地元の獅子舞は「彼岸獅子」と呼ばれ、黒い羽が付いた首の長い獅子が特徴だという。春のお彼岸になると、笛と太鼓とともに各家を訪問し、家の前で舞を踊る。子どもは頭を“食べてもらう(噛んでもらう)”と縁起が良いとされる一方、笛や太鼓が聞こえると子どもが逃げていたほど怖かった、という体験も語られる。実際に噛まれた投稿者が大泣きした、という具体が入り、都市ボーイズも「想像すると怖い」と反応する。

ここでは、同じ「獅子舞」という言葉でも、地域によって獅子の造形や距離感、子どもが受ける恐怖の質が異なる、という点が強調される。縁起と恐怖が同居する行事として、沖縄の話とは別種の“地元ならでは”が立ち上がる。

4. 4通目(滋賀):フローティングスクール(海の子)と鮒寿司

続いて滋賀県の投稿として、小学5年生になると「フローティングスクール」に参加する、という風習(学校行事)が紹介される。大きな船「海の子」に乗り、他校の生徒たちと合宿学習を行うという内容で、舞台は琵琶湖である。都市ボーイズは名称の響きに反応しつつ、湖上での宿泊学習というスケール感に驚く。

さらに滋賀の食文化として、鮒寿司が有名で、投稿者が小学生の頃は給食のおかずとして普通に出ていた、という話が続く。発酵食品ゆえ香りが強く、他県の人には嫌がられることも多いが、酒飲みには好まれるのではないか、といったニュアンスで締められ、機会があれば食べてみてほしいと勧められる。学校行事と食文化が一続きで語られ、地域差が生活の基礎に染み込んでいることが分かる。

5. 雑談パート:「海の学習」や、いじめ体験の脱線

滋賀の話を受け、都市ボーイズ側も自分たちの地元(瀬戸内海)での「海の学習」経験を語り、似た行事は各地にあるが、琵琶湖で船に泊まる形式はやはり特別だ、という比較へ移る。その途中、話題が大きく逸れ、学生時代のいじめ体験や指しゃぶりの矯正にまつわる出来事が語られる。内容としては“風習”から外れるが、地方の学校生活の空気感や、子ども同士の残酷さの生々しさが混ざり込み、回が「お便り回」らしい雑多さを帯びる。

6. 北海道:七夕に「ローソク出せ」と家々を回る

ここから再び投稿紹介に戻り、北海道の七夕行事が語られる。8月7日に子どもが近所を回り、「ローソク出せ」「出さないとひっかくぞ」「おまけにかっちゃくぞ」といった歌(文句)を玄関先で言い、お菓子をもらう風習があるという。投稿者は、相手の家がその文化を知らず「ローソクをあげればいいのか」と戸惑い、事情を説明して謝って帰った、というエピソードを添える。都市ボーイズは「ローソク」という言い回しの不思議さ、脅し文句の強さ、七夕が本州と1か月ずれる点などに反応し、地域行事が持つ“言葉の荒さ”や由来への興味を示す。

7. (追加投稿)某“銅山の町”:葬式の順番が逆になる合理性

最後の投稿として、かつて銅山で栄えた町の葬式の進み方が紹介される。一般的には「読経→最後のお別れ」という順番だが、その町では先に最後のお別れをし、遺族とともに骨壺を抱えて家に戻ってから読経をあげる、という流れだという。親に理由を尋ねると、銅山で働く人々が仕事を終えてから参列できるよう、夕方以降に読経を行う形になった、という説明だったとされる。都市ボーイズは、職業構造が地域の儀礼の時間割を決め、それが“風習”として定着する点を面白がり、むしろ理にかなっていると評価する。

8. 締め:地方ほど“違い”が見え、まだまだ募集する

終盤、都市ボーイズは「東京基準で考えるほど違和感が出るが、離れれば離れるほど独自の決まりがある」とまとめる。

また、自分たちの地元にも、新築中の家で餅や菓子を撒く行事、家が出来上がるまで写真を撮り続ける習慣などがあるとして、風習は生活・職業・土地の歴史と結びついて増殖する、という感覚で回を締める。最後に、まだまだ地元の風習がある人はコメントで送ってほしい、と追加募集して終了する。

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