都市ボーイズが扱う「トンデモ健康法」――肛門日光浴・サルになりきる運動・飲尿の世界

目次

1. 導入:都市ボーイズが「世界のトンデモ健康法」を語る

一本目の動画は、世の中に存在する“健康法”のうち、とりわけ科学的な裏付けが曖昧なまま流通しているものを、雑学として並べていく構成で始まる。

収録前日に仕事が立て込み、体のコンディションが気になったことを切り出し、整体に行ったり、いわゆる「サードアイ」的な感覚に触れる施術を試したりした、と個人的な体験を導入に置く。そこから「健康には確立されたものもあるが、世界には根拠がはっきりしないのに“効く”とされている方法も多い」という本題へ移行する。

2. トンデモ健康法①「肛門日光浴」:短時間で“全身の日光浴”になるという主張

最初に取り上げられるのは、2019年頃にSNSを中心に話題化した「肛門日光浴」である。内容は文字通り、肛門(粘膜)へ太陽光を当てることで、短時間で大きなエネルギーを得られる、あるいは栄養素の取り込みがどうこう、という主張として語られる。動画内では「30秒で1日分に相当する」など、極端な効能が提示される一方、実際の姿勢や実施方法の“見た目のインパクト”が拡散の燃料になったことも示唆される。

3. 肛門日光浴の受け止め方:理屈よりも“心理的効果”の線が濃いのではないか

この健康法について、語り手は「太陽光からビタミンDのような要素を得る」という一般的な説明の枠組み自体は理解できるが、肛門に限定して効率が飛躍するという話は医学的には受け止めにくい、というニュアンスで距離を取る。そして結局のところ、こうした方法は「信じてやる」ことで心理的に良い方向へ働く可能性(気分が上向く、生活が整う等)を否定はしないが、検証されていない以上は“断定”できない、という置き方になる。

(一般的な情報として)この種の流行については、SNSで拡散した「肛門日光浴」の概要や主張のされ方がまとめられている記事があり、短時間で多くのエネルギーを得るという説明が流通した経緯が紹介されている。

4. トンデモ健康法②「サルになりきる」:四足歩行に寄せた運動で体が変わるという話

次に挙げられるのは、ある男性が長年にわたり“サル(あるいはゴリラ)の歩き方”を模した動きを運動として継続している、というエピソードである。ここでは、単なる奇行として笑うのではなく、四足歩行に近い姿勢が体幹や関節の使い方を変え、結果として体調が崩れにくくなった、という語られ方が提示される。もっとも、本人の継続年数や主観的な体感が中心であり、万人に再現できるデータが十分あるわけではない、といった留保も添えられる。

5. 四足歩行“風”が示す含意:現代の身体は「便利さ」と引き換えに弱くなる

この話題から、二人は「人間の動きは本来もっと多様だったのではないか」「便利さの代償として姿勢や筋力が落ちやすいのではないか」という方向へ思考を広げる。四足歩行の真似が直接の治療ではなくとも、日常生活で失われがちな動き(股関節・肩甲帯・体幹の連動)を呼び戻す“きっかけ”にはなり得る、という含みが置かれる。ただし、これも科学的に確立された治療ではなく、過信は禁物というスタンスは維持される。

6. トンデモ健康法③「飲尿(尿療法)」:日本の“朝一”から、海外の過激化へ

後半の中心として扱われるのが飲尿である。日本でも昔から「朝一番の尿を飲む」といった言説がある、と触れた上で、海外ではそれが再燃・過激化している、という順で話が進む。動画内では「飲んで出して飲んで」という循環的な行為が“修行”や“健康法”として語られてしまう構造が、半ば呆れと警戒を交えて提示される。

(一般的な情報として)尿療法は、医学的根拠が確立していないという整理がされることが多く、少なくとも「確実な健康効果」を裏付けるデータは乏しい、という論旨で解説される記事がある。
また、尿療法の概要や“根拠がない”とされる整理は、概説ページにもまとめられている。

7. インドの「牛の尿」:宗教的価値と健康法が結び付く地点

飲尿の話題はさらに海外事例へ進み、インドで牛が聖なる存在として扱われる文脈とともに、牛の尿を飲む・利用するという話が出てくる。ここでは、健康法というより宗教的・文化的価値が先に立つ領域であり、外部の人間が単純に“効果”だけを取り出して語ると、現地の意味づけを取り違える危険がある、という雰囲気が残る。

8. さらに過激な飲尿:30日熟成尿、そして“量”の逸脱

動画終盤では、飲尿が「熟成」へ向かう例として、30日間発酵・熟成させた自分の尿を飲む、といった話が示される。酸性・アルカリ性といった言葉で説明が付されるが、語り口はあくまで“とんでも枠”であり、視聴者が安易に模倣することを促す調子ではない。さらに極端な例として「1日3リットル飲む」人物の話が出て、飲むだけでは足りず注射器で体内へ入れるような話まで登場し、健康法がいつの間にか“逸脱行為の競技”になってしまう怖さが強調される。

9. 一旦の結論:健康の話は“面白さ”と“自己責任”が近接しすぎる

一本目は、紹介した健康法の多くが科学的に確立されていないことを明言し、試すにしても自己責任であり、結果が出たなら報告してほしい、という体裁で締められる。つまり本回は、健康情報を“正解探し”として提示するのではなく、人間の不安と欲望が奇妙な方法を生む、という観察として置かれている。


一般的な情報(本件で出てきた“健康・若返り”を読む際の最低限の整理)

肛門日光浴や飲尿のように、SNSで拡散しやすい健康法は「短時間で劇的」「禁忌に触れる」「秘密の抜け道」といった物語性を帯びやすい一方、医学的根拠が乏しいまま流通しやすい。特に飲尿は、根拠面で支持されにくいという整理が多く、健康目的で積極的に推奨されるものではない、という注意が必要になる。
一方、自己血由来成分(PRP等)を用いる美容施術のように、技術としては医療の枠内で説明されるものもあるが、「若返り」「不老不死」といった言葉は誇張や誤解を招きやすく、内容(何を、どうして、どの程度)を切り分けて理解するのが要点となる。


参考URL(本文中のリンクを再掲)


肛門日光浴(話題整理):https://karapaia.com/archives/52285247.html
尿療法(概説):https://ja.wikipedia.org/wiki/尿療法
飲尿に関する整理:https://gigazine.net/news/20221031-urine-sterile-therapy/
ヴァンパイアフェイシャル(施術説明例):https://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/vampirefacial.html
CoQ10(概説例):https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c03/23.html
NMN(ブームと研究の文脈例):https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00004/112900384/

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