都市ボーイズ「5Gの真相」回まとめ:情報が消える時代、私たちは何を信じてどう調べる?


目次

はじめに:5Gって便利そうだけど、なんとなく不安…その“モヤモヤ”を言語化してくれる回

5Gって、CMでも「速い!」「遅延が少ない!」みたいな話はよく聞くのに、「健康への影響は?」「海外では反対運動があるって本当?」みたいな話は、確かに日本のニュースだとあまり見かけません。今回の都市ボーイズ(岸本さん・はやせさん)の動画は、その“温度差”に着目して、「なぜ報道されにくいのか」「なぜSNSやYouTubeから関連情報が減っているように見えるのか」を、当時の出来事と絡めて語っていく内容です。ふわっと怖がらせるというより、「調べ方そのもの」の話に寄っていくのが特徴でした。


1) 動画のざっくり要約:言いたいことは「5Gが危ない断定」じゃなくて、“情報環境が危ない”という話

動画の中心は、5Gそのものの善悪を決めつけるというより、5Gをめぐる情報が「極端化」して、結果として“普通に知りたい人”が困っている、という問題提起です。
海外では基地局の破壊行為まで起きているのに、日本ではほぼ報道されず、さらにYouTubeやTwitterでは5G関連の動画や投稿が削除・制限されて「情報がごっそり減ったように見える」。その結果、「余計に怪しく見える」「逆に陰謀論の信ぴょう性が増してしまう」という“ねじれ”が起きる——という流れで語られます。


2) 動画で触れられた出来事①:海外で起きた「5G基地局への放火・破壊」

岸本さんが例に挙げるのが、イギリスやニュージーランドで「5Gに反対する人たちが基地局を壊す(放火含む)」というニュースがあったこと。そして「日本ではほとんど報道されないよね?」という違和感です。

この点は当時、海外でも大きく報じられていて、たとえばロイターは「5Gの電波塔が放火されるなどの事件が起きている」「5Gがコロナを拡大させるといううわさを英政府が否定」と報じています。
また、日本語メディアでも、ニュージーランド等で基地局への攻撃が広がった背景として「5Gと新型コロナを結びつける偽情報」を挙げた解説が出ています。


3) 動画で触れられた出来事②:なぜYouTubeやTwitterから「5Gの話題」が減ったのか?

5Gと“ある病気”を関連付ける陰謀論が拡散し、プラットフォーム側が「誤情報で混乱が起きる」と判断して削除・制限を強めた結果、5Gに関する情報が全体的に減った(ように見える)——という見立てが語られます。

実際、YouTubeが「5Gが新型コロナを引き起こす」といった内容を誤情報として扱い、削除対象にする方針を強めたことは報道されています。BBCは、デービッド・アイク氏のインタビュー(5Gとコロナを結びつける主張を含む)などを背景に、YouTubeがルールを厳格化した流れを伝えています。
また、当時YouTubeが関連コンテンツを抑制する動きを取ったことを伝える報道もあります。

ここで都市ボーイズが言いたいのは、「誤情報は止めるべき」だけで終わらず、“主題は別でも、少し触れているだけで巻き添え的に消えると、真面目に議論したい情報まで見えにくくなる”という怖さです。これ、陰謀論を信じる/信じない以前に、今のネットの難しさそのものだと思います。


4) じゃあ結局、5Gの「健康影響」って一般的にはどう見られているの?

ここは、動画内でも「科学的には“健康に関与していないのでは”と言う人が多い印象」と触れつつ、でも不安の声もある、というトーンでした。

一般的な整理として分かりやすいのは、WHO(世界保健機関)のQ&Aです。WHOは「これまでの研究で、無線技術への曝露と因果関係が確認された健康への悪影響は示されていない」としつつ、引き続き研究を行う姿勢も示しています。

また、日本側の制度・考え方を知るなら、総務省資料が参考になります。総務省は電波防護指針などを説明する資料を公開しており、国際ガイドライン(ICNIRP)等の枠組みも含めて整理されています。

ここで大切なのは、「安全だ/危険だ」の二択で気持ちを落ち着かせるより、
“どんな根拠で、どんな前提で、安全性の基準が作られているのか”を押さえること。
そのほうが、必要以上に怖がらずに済むし、逆に「不安があるならどこを追加で調べればいいか」も見えてきます。


5) この回の“本題”:都市ボーイズが勧める「調べ方」は、けっこう現実的

この動画で個人的に印象に残るのは、岸本さんが「陰謀論として語るならネタは多いけど、今は反対派のムチャも目立つ。だからこそ自分で調べてほしい」と言って、“事象そのもの”だけじゃなく、周辺(保険・お金・利害・制度)も横に見ていくと輪郭が出るという話をしている点です。

たとえば、
「基地局が燃やされた!」だけを見ると感情が先に走るけど、
「それは本当に5Gの設備だったの?(別世代の設備も混ざってない?)」
「なぜその誤情報が広がったの?(拡散経路は?)」
「誰が何を根拠に否定しているの?」
みたいに“確認ポイント”を増やしていくと、急に世界が落ち着いて見える瞬間があります。動画はまさにその方向に誘導してくれます。


6) 5Gが広がると、別のリスクも増える:動画後半の「ランサムウェア」話(ここ重要)

動画の後半では、5Gで社会が便利になっていくほど、医療など重要インフラがネット依存になり、サイバー攻撃(ランサムウェア等)の被害が深刻化する可能性にも触れています。ここは「電波が人体にどうこう」より、現実的に起きやすい“別の怖さ”として語られていました。

実際、プラットフォームが誤情報対策を強めた背景にも、「人命や社会に直接害が出うる情報」を抑制したい意図があります。YouTubeは医療系の誤情報に関するポリシーをヘルプページで整理しており、健康・医療情報が拡散する時代の難しさが透けて見えます。


7) この記事を読んだ人に伝えたい、“やさしい結論”

5Gって、たぶん多くの人にとって「積極的に推進したい技術」でも「全力で拒否したい脅威」でもなく、**“よく分からないけど、日常に入り込んでくる変化”**だと思うんです。だから怖い。
都市ボーイズのこの回は、その怖さを「陰謀」一点に回収するのではなく、情報が減る/偏る/消えることで、私たちの判断が難しくなるという話にしてくれました。そこが親切だなと感じます。

もし不安になったら、いきなり結論に飛ばずに、まずはWHOや総務省のような一次情報に触れて「いま主流の整理はこうなんだ」を押さえる。それでも気になる論点があれば、研究・制度・過去の事件・拡散経路を横断していく。時間はかかるけど、そのぶん“心が振り回されにくくなる”はずです。

参考リンク(本文で触れたもの)

  • 都市ボーイズ動画(今回の対象) Source
  • 5Gと健康(WHO Q&A) Source
  • 英国での放火等・政府がうわさ否定(ロイター日本語) Source
  • 5G陰謀論とYouTubeの対応(BBC) Source
  • 5G誤情報の抑制(The Guardian) Source
  • NZなどでの攻撃拡大の背景解説(ITmedia) Source
  • 電波防護指針と国際ガイドライン概要(総務省PDF) Source
  • YouTube 医療系誤情報ポリシー(ヘルプ) Source

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