【怖い絵】背筋が凍る!名画に隠された恐ろしい意味とは?はやせが選ぶ戦慄の4選【オカルト考察】
はじめに
今回は、都市ボーイズのはやせさんがYouTubeチャンネルで紹介されていた「怖い絵」をテーマに、背筋がゾッとするような名画の裏側に迫ってみたいと思います。絵画は時に、美しい色彩や構図の奥に、見る者の心をざわつかせるような物語やメッセージを秘めていることがあります。はやせさんが選んだ4枚の絵画を通して、その深淵を覗いてみましょう。
1.「レディ・ジェーン・グレイの処刑」(ポール・ドラローシュ)
この絵は、わずか9日間だけイングランド女王の座についた悲劇の女性、レディ・ジェーン・グレイの処刑を描いています。白いドレスを身にまとい、目隠しをされたジェーンが、今まさに斧を受けようとしている瞬間が描かれています。注目すべきは、彼女の首を支えようとする侍女の存在や、床に散らばる藁など、処刑の残酷さを際立たせる描写です。一見、歴史画として捉えがちですが、その背景にある権力闘争や悲劇的な運命を知ると、より一層恐怖を感じます。
考察: ドラローシュは、この絵でジェーンの無実と悲劇性を強調しています。光と影のコントラスト、人物の表情などが効果的に使われ、見る者の感情を揺さぶります。
2.「ラス・メニーナス」(ディエゴ・ベラスケス)
ベラスケスの最高傑作の一つとされるこの作品。幼いマルガリータ王女を中心に、宮廷の人々が描かれていますが、この絵には多くの謎が隠されています。特に注目すべきは、奥の鏡に映る国王夫妻の姿です。彼らは一体どこにいるのでしょうか?そして、本当に人間なのでしょうか?幽霊説が囁かれるのも頷けます。
考察: この絵は、構図の複雑さや視点の多さなど、美術史的にも非常に重要な作品です。しかし、鏡に映る人物の存在は、見る者に一種の不安感を与え、怖い絵としての側面も持ち合わせています。
3.「シャボン玉を吹く少年」(ガブリエル・メツー)
可愛らしい少年がシャボン玉を吹いている、一見ほのぼのとした絵画です。しかし、シャボン玉は儚さや死の象徴として描かれることがあります。この絵も、少年が死後の世界を見ている、あるいは死を暗示しているという解釈があります。
考察: シャボン玉の儚さと、少年の無垢な表情の対比が、見る者の心を締め付けます。人生の儚さや死の必然性を感じさせる、静かで恐ろしい作品です。
4.「あなたを息子をうけとってください旦那様」(フォード・マドックス・ブラウン)
美しい母子が描かれたこの絵ですが、実は不倫関係にあった男女を描いたものだという説があります。タイトルは聖書の言葉から取られていますが、その裏には複雑な人間関係が隠されているのです。
考察: ヴィクトリア朝時代の道徳観を考えると、この絵が描かれた背景には、タブーに触れるような愛の形があったことが想像できます。表面的には穏やかな絵ですが、その裏に隠された情念や葛藤が、見る者に緊張感を与えます。
まとめ
今回、はやせさんが選んだ4枚の「怖い絵」を通して、名画に隠された恐ろしい意味や背景を探ってきました。絵画は、描かれた当時の社会や文化、そして画家の意図など、様々な要素が複雑に絡み合って成立しています。表面的な美しさだけでなく、その裏に隠された物語に目を向けることで、より深く絵画を理解することができるでしょう。
動画コメント欄
1.レディ・ジェーン・グレイの処刑について
- イギリスでジェーン・グレイの絵を生で見たことがありますが、ものすごく美しくて息を飲みました…
- レディジェーングレイの絵は怖いけど美しい。怖い絵って怖いだけじゃなくて美しさがありません??またこの企画やってください!!
- 怖い絵展、兵庫県立美術館まで見に行きました。レディージェーングレイの絵が壁一面とんでもく大きい絵で驚きました!!!絵画は歴史背景まで踏まえて見ると、本当に面白いですよね!!音声ガイダンスも借りず、説明も見ずに絵画を見ていた方もいたので残念でした…
- 数年前に怖い絵展に行ったの思い出しました!1枚目の作品はかなり大きくて迫力があり、ジェーン自ら処刑台を手探りで探しているのがすごく印象的でした。
- 遅ればせながら視聴させて頂いてますレディジェーン・グレイは幼いころ学校の図書室で読んだ本(子ども向けに処刑シーンは曖昧にしてある)の記憶があり、大人になってこの絵を初めて見た時、あの本のあどけないヒロインのオブラートに包まれた処刑とはこんな残酷な死に様だったのかと衝撃を受けました有名な「王子と乞食」にも王子の姉のメアリーとエリザベスと共に出てくる少女で、後に王子が王位継承後若くして亡くなった為に、これらのあどけない少女たちが宗教と国に翻弄され血みどろの争いを繰り広げる未来を生々しく伝えてくれる絵だと思いました
2.ラス・メニーナスについて
- 怖い絵とベラスケスが好きで本を読み漁っているのですが、中野さん曰く、ラスメニーナスが持つ恐怖の真髄は、この当時のスペインの風習であると述べています。たしかに構図としておかしな作品ではありますが、それよりも娘マルガリータのご機嫌取りとして、小人症の道化師2人がこの場に置かれていることが恐怖なんです。ベラスケスが雇われていた王族フェリペ家には小人症の奴隷が数多く雇われていたとされています。見た目が変だからという理由で酷い扱いをされているこの風習がこの絵から伝わる恐怖であるとされています。
- ラスメニーナス昔から気になってた。(中略)鏡なら、、、と守護霊なのか生霊なのか分かりませんが母父は早く死んだのか気になる
- ラスメニーナスは王女のドレス合わせの絵じゃなくて、夫妻をモデルにしてベラスケスが描いている所に王女が見にきたって設定ですよ。モデルしてる夫妻が鏡に映ってます
- ラス・メニーナスは右の宮廷道化師に突っ込んでほしかった。こっちのほうが人間の闇が垣間見れて怖いという。
3.その他の絵画、展覧会、芸術全般について
- 4枚目の絵は無理矢理関係をもたれた召使いじゃないのかと思う。表情に「無理矢理仕込んどいて責任とってよ ねえ」という理不尽さへの怒りが感じられる
- 芸術(絵画に限らず、映画や音楽も)は、作品に付随する情報も知識として併せ持っていた方が楽しめる、ということに改めて気づかされました。ありがとうございました。面白かった!
- 怖い絵画をあつかった動画いくつか見たことあるけど全部初見の物だった。どの絵もタッチの綺麗さに反して心に刺さる物がある。とてもすばらしい回だった。
- 描かれた当時の情勢、歴史を知ると一枚の絵に色々な見かたができますね。怖い絵大好きです美術館だとゆっくり見れないので今回の動画とっても楽しかったです第二弾希望️
- 面白かった。パッと見ただけでは分からないけど、絵それぞれにモデルや作者自身のドラマやその時の感情が裏にあるんですね。色んな絵画を見て考察してみたくなりました。
- 映画や漫画、小説と違って絵はたった1枚で伝わるので本当にすごいなぁと思います。解説はあると絵の深いところまで知る事が出来るので面白かったです!!今回を期に色々絵画勉強してみます
- 四枚目の絵、ぐるぐるに巻かれてる布が膣や産道を表してるのかと思いました。たぶん最初は、出産そのものを描いてたんじゃないかなと想像させる絵ですね。
- 絵画は解説がある方が楽しめるというのを改めて感じました!怖い絵の隠された意味に鳥肌でした。私は「名画で学ぶ主婦業」も好きです。主婦あるあるに共感しまくりましたwwwまた、絵画編をお願いします!
- 中野京子先生のファンです。怖い絵取り上げて頂いて嬉しいです!動画だと細部が追えて興味深いです。ヨーロッパ王朝史は陰謀と秘密主義、熾烈な王位争い、事件のオンパレードで、人間の怖さを感じますね。。。
- 漫画ですが、座敷女ってのが怖くて、終わり方も不気味な感じでした。ドラゴンヘッドを書いた作者の人の作品だったかと。
- 4枚目まじで表情が怖すぎて直視できないw
- 説明もわかりやすくて このタイプの動画大好きです これからも頑張ってください お二人さんの後ろにある棚ににある本も 紹介してください 気になります
- 新しい動画ではないので、コメント読まれないかも知れないですけど、音楽のジャンルにブラックメタルというのがありまして、そのバンドの一つにメイヘムというのがあるんですけど、そこのdeadってゆーボーカルが、死臭をまとうために墓で寝たり、自分は死んでると信じ込んだりしていたらしく、最後は自殺してしまうという。そんなdeadの死体を発見したメンバーが、その死体を撮影してジャケットに使ったり、死体の一部を食べたという話もあります。演出で、そーゆーキャラ設定のバンドというのはありますけど、ガチで、そこまでやるってバンドはなかなかないですよね。