あなたは大丈夫?不幸の手紙とチェーンメールの心理的恐怖
近年、SNSやインターネットの普及により、誰もが簡単に情報発信・受信できるようになりました。しかしその反面、デマや悪質な情報も瞬く間に拡散されるようになり、社会問題となっています。今回は、その中でも古くから存在する「不幸の手紙」と、現代版とも言えるチェーンメールに焦点を当て、その歴史、変遷、そして人々に与える心理的な影響について掘り下げていきたいと思います。
不幸の手紙の歴史と変遷
不幸の手紙の起源は諸説ありますが、日本においては1970年代にその原型が見られると言われています。当初は、「50時間以内に29人に手紙を渡さないと不幸が訪れる」といった、時間制限と配布人数の多さが特徴的でした。手紙を受け取った人は、自身に不幸が降りかかることを恐れ、必死に手紙を複製し、知人や友人に渡していきました。
その後、時代とともに不幸の手紙の内容は変化していきます。配布人数が減ったり、時間制限が緩やかになったり、脅迫の内容も変化していきました。そして、インターネットの普及とともに、その形態は手紙からメール、さらにはSNSでの拡散へと変化していきました。
チェーンメールという現代版不幸の手紙
現代において、不幸の手紙はチェーンメールという形でインターネット上に存在しています。内容は様々で、「この記事を○○人に転送しないと不幸が訪れる」「この画像を見ると幸せになるので、友達にシェアしよう」といったものが代表的です。
チェーンメールは、SNSの拡散機能と相性が良く、瞬く間に多くの人々に拡散されます。特に子供や若者は、情報リテラシーが十分に発達していない場合があり、チェーンメールの内容を鵜呑みにしてしまう傾向があります。
人々に与える心理的影響
不幸の手紙やチェーンメールは、受け取った人に様々な心理的影響を与えます。
- 恐怖感: 「不幸が訪れる」という脅迫によって、強い恐怖心を抱きます。
- 不安感: 指示に従わなかった場合に何が起こるのか、常に不安を感じるようになります。
- 罪悪感: 指示に従わなかった場合、周りの人に迷惑をかけるのではないかという罪悪感を抱きます。
- 強迫観念: 指示に従わなければならないという強迫観念に駆られます。
これらの心理的影響は、日常生活に支障をきたす場合もあり、深刻な問題と言えます。
なぜ拡散してしまうのか?
不幸の手紙やチェーンメールは、なぜこれほどまでに拡散してしまうのでしょうか?その背景には、人間の心理的な弱さが関係しています。
- 同調圧力: 周りの人がやっているから自分もやらなければならないという同調圧力が働きます。
- 損失回避: 指示に従わなかった場合に起こるかもしれない不幸を避けたいという心理が働きます。
- 情報への不確実性: 情報の真偽を判断する能力が不足している場合、内容を鵜呑みにしてしまいます。
私たちが取るべき行動
不幸の手紙やチェーンメールを受け取った場合、私たちはどのように行動すべきでしょうか?
- 内容を鵜呑みにしない: まずは内容を冷静に判断し、真偽を確かめることが重要です。
- 拡散しない: 連鎖を断ち切るために、絶対に拡散しないようにしましょう。
- 情報を共有しない: 不安を煽るような情報は、周りの人に共有しないようにしましょう。
- 相談する: 不安を感じる場合は、家族や友人、先生などに相談しましょう。
動画コメント欄
1. 不幸の手紙・チェーンメールの体験談:
- 「不幸の手紙で思い出したこと。呪われます→祝われます に変わって、結果 幸福の手紙に変化したという話し。70年代のことです。当時深夜ラジオでも話題になってました。」
- 「懐かしいわ〜 小学校の時流行ったね 自分は冷めていた小学生だったので、破って捨てた記憶があります」
- 「昔おばあちゃん宛に不幸の手紙が届きました、1週間以内に出さないと命が…みたいに出さなかった結果…おばあちゃん104才まで生きてました笑」
- 「友達少ないあるあるかもしれませんが複数人から同じの届いてその時点で送る人がもうおらんくていつも詰んでおりました。」
- 「不幸の手紙、80年代に何度か受け取りましたが(音楽雑誌のバンドメンバー募集欄に載った住所を見て、書いていたと思われる)、あれの腹の立つ所は切手が貼って無いので、受け取っちゃうと料金の不足分を支払わなければならないって事でした 受け取り拒否すれば良いんですが、その頃は寮生活していたので、寮母さんが立て替えて払ってしまっていたので、払わざるを得なかったのです(泣) それだけでも、十分 不幸の手紙でした あっ、私は100%止めてましたが、今も元気に暮らしていますよ」
- 「自分の周囲で流行ってたチェーンメールは何時間以内に何人にとかいう内容でなく「いついつにテロが起きるから電車に乗らない方がいい。大切な人に教えてあげて」みたいな内容でした。「友人が困ってるから泊めてあげて欲しい」って画像開くとビンラディンの画像とかいうのもありましたね。」
- 「【体験談】 僕は岡山県出身の現在25歳です。僕がが学生時代 ( 多分中学生の時 ) の時に「24時間テレビの企画の1つで、メールを回して何所まで届くのか?という企画をやっているからメールを回して欲しい」という内容のメールが届いたのをよく覚えています。 ちなみに僕はテレビ出たさにメールを止めました。勿論その後24時間テレビの出演オファーは来るはずもなく、その企画自体も放送されませんでした。」
- 「チェーンメール懐かしいです。本当読むだけで不快感なものが多かったですねー。そして昨今のバトンリレーへと話がつながるのですね。岸本さん良いことゆーた。バトン来ても来なくても不幸だー」
- 「これチェンメで回ってもルール無視して送ってきた奴に返して、回さず終わってた… そしたら徐々にチェンメ来なくなったけど、メール友達も減ったのは言うまでもないよね」
- 「不幸の手紙以外にもこの文章を何人かに回すと両思いになれるみたいなのも流行ってて、何度もメールを送ってくる友達がいて、その友達の必死さが伝わってきました。ちなみに腕立てバトン気になったので検索したら小太りのおじさんが頑張ってしておりました(笑)」
- 「私の時代は全く不幸の手紙が流行りませてました☆テヘペロ☆ リングの呪いのビデオで思い出した位の感じですw」
- 「チェーンメールまだありますね。子供が小さい頃でしたけど、ママ達の間に「◯◯(地元に多い大きめスーパーの名前)のトイレで子供が性的な悪戯をされる事件が増えています。〜中略(具体的にどんな悪戯をされたかの記述)〜子供から目を離れないようにしましょう」というのがあり、子供から目を離すなという注意喚起であるのに、ものすごい不快感の残る内容でした。あれは不幸の手紙的なものの一つだったんだろうな〜と思ってます」
- 「幸せメールみたいなものが友達からまわってきたので不幸のメールといっしょですよね?って返信しました」
- 「「幸せの手紙」でしたね。1週間以内に5人に同じ内容の葉書を書いて、中に5人の名前が書いてあり、最初の人に絵ハガキを送るという物でした。私にも絵ハガキがきて、素敵なシステムでした。」
- 「小学生の頃チェーンレター流行りました!小学生だから近所だらけの友達に葉書きで10人に送ったりして。」
- 「私も中学の時に1通もらいました。あたふたしました。同級生にデマみたいなものだと言われ、我に返りました。実は転校して行った大切な友達にも送ろうと思っていたのです。結局送りませんでしたが、親友と言うものを失くすところでした。が、今はその友達とは音信不通的なものになっております️」
- 「東日本の震災の時、関東に住む私に、今は実家の東海地方に住む幼馴染みが、「(何処か忘れましたが、東京か千葉)の~が、爆発して、危ないから~、と言うメールが東京の友人から来た危ないからみんなに、広めて(あなた、しらないでしょ?最近、全く連絡とってないけど、メールするね!)」と来ました。()内は、そう読み取れただけです。確かに、地震の被害以外もいろいろありましたが、逃げれないし、いかにもテンプレなメールにドン引き。流石に、彼女が、第一発信者とは思えませんが、幼馴染みの妙に正論言ったりとか、いろいろ、嫌な所を思い出したり、震災でこっちは、苦労してんのに、イラッとし、無視しましたのを思い出しました。」
- 「チェーンメールで思い出したのは、昔、妹の携帯にきたメールで数人の女性を殺したと言う内容で、名前、年齢、殺害場所、殺害方法まで事細かく載っていてこのメールを5人に送らないと殺害するという内容でした。携帯の位置情報かなにかで必ず居場所が分かるとも書いてありました。物凄い長文で送られてきたので、読んだときはガセだとわかっていてもゾッとしました。メールを送ってきた妹の友達は泣いていたそうです。」
- 「初めて来たチェーンメールは「オムライスが好きな、私の大事な弟を○したやつを探してます」ってやつでした」
- 「棒に爆笑しました(笑) 小学生のころ、馬鹿馬鹿しくて片っ端から止めてました。」 「自分の時代はガラケーのチェーンメールでした。来ても放置してて送ってきた友達に対して何か嫌な感情を持ったりはしなかったですけど、誰に一斉送信したのかは何となくチェックしてました。ガラケーって一斉送信をすると他の宛先も確認できたので 笑 今からひで麿さんのエアロビ動画視聴してきます。」 「自分の周囲で流行ってたチェーンメールは何時間以内に何人にとかいう内容でなく「いついつにテロが起きるから電車に乗らない方がいい。大切な人に教えてあげて」みたいな内容でした。「友人が困ってるから泊めてあげて欲しい」って画像開くとビンラディンの画像とかいうのもありましたね。」 「棒の手紙 可愛いと思っちゃいけませんか?笑 私の地域では幸福の手紙でした、名前が違うだけで、3日以内に4人に同じ手紙を出さないと不幸になる、というものです。クラスのランキングが低い子がターゲットになりがちでした。まだ、自筆で書き写さないといけない時代なので、出された子が激怒して、筆跡から犯人を割り出し締め上げるという事件も起こり、出した方が不幸になるー!、と震えました もちろん、その後学校から禁止されました。」 「「トリビアの泉という番組の企画で、チェーンメールがどこまで広がるか検証するため、沢山の人に回して下さい」というチェーンメールが来たことありましたね。面白かったので少ない友達に回しました笑」 「「学校へ行こう」の名物(?)パークマンサーの写真が添付されてた「何日以内に何人に回さないと半分馬になる」っていうチェーンメールがあったそうです。受け取った人いますか?(ブチ切れ岸本さん素敵です!めちゃくちゃ笑ったしめちゃくちゃ同意)」 「今は「ここで終わり」と回すのを止める方法の一つと聞きました。止める勇気試しっぽいですね。メール、ラインと流通手段が安易にあふれてますね。犯罪にも手法にも使われてますし。」